函館高専と企業が新商品開発へ 花から採取の酵母でビール

函館高専と企業が技術とアイデアを持ち寄り、あらたな商品などを開発するプロジェクトの発表会が行われました。

スタートアップ事業などを支援する東京の企業が主催したこのプロジェクトは、高専の研究などを生かして地域のニーズに見合った製品や技術の開発を行うもので、函館高専では今年度、3件についてチームが立ち上がっています。
4日、プロジェクトの発表会が開かれ、このうち函館高専で醸造などをテーマに研究している小林淳哉教授は、花から採取した酵母を生かした函館ブランドのクラフトビールを開発すると発表しました。
その上で、「函館と言えば海鮮と夜景」という印象を変えることで新たな観光資源の開発に役立てたいとしました。
このほかDアミノ酸を使った女性の健康のための製品や脱炭素のビジネスで活用するための海藻のアマモを養殖するプロジェクトが発表されました。
プロジェクトを主催した「ReGACYInnovationGroup」の桶谷建央執行役員は「北海道各地の高専や大学を巻き込んで、地域課題に根ざした強いイノベーションを生み出していきたいです」と話していました。