函館市電が脱線 現在は正常に運行

4日午前、函館市で路面電車が脱線し、一部の区間で運休したり、折り返し運転を行ったりして影響が出ました。現在は復旧し、正常に運行しています。

4日午前6時すぎ、函館市湯川町にある「函館アリーナ前」の停留場付近で路面電車が脱線しました。
市によりますと、この路面電車は、「駒場車庫前」から「湯の川」に向かう始発で、当時、乗客はおらず、運転士にもけがはないということです。
この影響で「駒場車庫前」と「湯の川」の間で運転を休止したことから市は代行バスを出して対応し、それ以外の区間は折り返し運転を行いました。
午後5時半ごろに復旧し、現在は正常に運行しています。
市は脱線の原因について、除雪作業の過程でレールに詰まった雪が圧縮されて固まり、車輪が乗り上げた可能性があるとみて詳しく調べています。
函館市の路面電車をめぐっては2022年12月、軌道からはがれたアスファルト片が原因とみられる脱線事故が起きています。