浦河町でイベント 神社の石段に約300体のひな飾り

3月3日の「桃の節句」を前に日高の浦河町で神社の石段にひな人形を飾るイベントが行われました。

このイベントは浦河町や町内の事業者などで作る団体が地域を盛り上げようと企画し、今回が2回目で神社では初めて開催しました。
会場となった浦河神社の石段には、赤いじゅうたんが敷かれ、町民からの寄付で集まったおよそ300体のひな人形が1日限定で飾られました。
今回は、およそ700体のひな人形を飾る予定を強風のため規模を縮小しましたが訪れた人たちは、北海道ならではの雪景色の中で華やかに映えるひな飾りを写真に収めて楽しんでいました。
また神社に訪れた子どもたちにはひなあられなどがふるまわれたほか、社殿では、季節の節目に平穏を祈願する神事も行われ、2人のみこが舞を披露しました。
訪れた70代の男性は「このイベントのために札幌から来ました。ひな飾りと雪が一緒に撮影できるのは北海道らしくていいです」と話していました。
イベントを企画した団体の上埜友介会長は「悪天候の中でしたが開催できて来てくれた人も楽しんでくれてよかったです。これを町の活性化につながるイベントにしていきたい」と話していました。