日本海側と太平洋側西部で3日明け方にかけ暴風雪に警戒

冬型の気圧配置の影響で、2日は日本海側や太平洋側西部で雪を伴った強い風が吹いています。気象台は、日本海側では3日明け方にかけて猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響や、暴風などに警戒するよう呼びかけています。

札幌管区気象台によりますと冬型の気圧配置が強まっている影響で、2日は日本海側や太平洋側西部で雪を伴った強い風が吹いています。
午後5時までに観測された最大瞬間風速は、▼えりも岬で30.5メートル、▼道南の江差町で28.1メートル、午後5時までの24時間に降った雪の量は、▼深川市で39センチ、▼旭川市と函館市で29センチなどとなっています。
太平洋側西部では風のピークは過ぎつつありますが日本海側では引き続き3日明け方にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹く見込みです。
2日の最大瞬間風速は▼日本海側の陸上で35メートル、▼日本海側の海上と太平洋側の陸上と海上で30メートル、3日は、▼日本海側の陸上で35メートル、▼日本海側と太平洋側の海上で30メートル、▼太平洋側の陸上で25メートルと予想されています。
波の高さは、▼2日は日本海側の北部と南部、太平洋側西部で6メートル、▼3日は▽日本海側北部で6メートル、▽日本海側南部で5メートル、▽太平洋側西部で4メートルと予想されています。
また、3日午後6時までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、▼日本海側北部とオホーツク海側北部で50センチ、▼日本海側南部で40センチと予想されています。
気象台は、日本海側では3日明け方にかけて猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響や、暴風に警戒し、日本海側と太平洋側西部では3日未明にかけて高波にも警戒するよう呼びかけています。
また、日本海側北部とオホーツク海側北部では、2日夜から3日明け方にかけて大雪による交通への影響に十分注意してください。

【JRの運行に影響】
JR北海道によりますと、線路を切り替えるポイントに雪が詰まるなどしたため、▼宗谷線で旭川と名寄などを結ぶ快速列車と普通列車11本が運休し、▼根室線では滝川と富良野などを結ぶ普通列車4本が運休しました。
JR北海道は今後、運休や遅れが拡大するおそれがあるとして、最新の運行状況をホームページなどで確認してほしいと呼びかけています。