更別農業高校の生徒が被災地支援支援で食品販売

能登半島地震の被災地に義援金を送ろうと十勝の更別村の高校生が29日、生徒たちが開発した食品のチャリティー販売会を行いました。

チャリティー販売会を行ったのは更別村の更別農業高校で食品加工を学ぶ7人の生徒で、このうち3人は翌1日に卒業式を控えた3年生です。
学校では5年前、地元の企業と連携し、村特産のスモモなどを使ったレトルトカレーを開発していて生徒たちは能登半島地震の被災地のためにできることをしたいとこのカレーを校内で販売し売上金の一部を義援金にあてることを企画しました。
29日はカレーを購入しようと生徒たちが長い列を作り、中には20箱近くまとめ買いする生徒もいて用意した140箱あまりは20分足らずで売り切れました。
販売を行った更別農業高校3年の及川零翔さんは「これまで札幌や大阪などで販売会を行いましたが最後の販売会を学校で行うことができ思い出に残りました」と話していました。
また同じ3年の吉田有希奈さんは「集まったお金は食事や水が不足している人たちやまだ家に帰れていない人たちに使ってもらいたいです」と話していました。
別の販売会も含めた売上金、あわせて1万8000円あまりが今後、日本赤十字社を通じて被災地に届けられることになっています。