札幌 太陽光発電設備の施工会社 “No.1と宣伝”措置命令

札幌市にある太陽光発電設備の施工などを手がける会社が十分な根拠を示さずに「アフターサポート満足度No.1」などと宣伝していたのは景品表示法違反にあたるとして、消費者庁は29日、再発防止などを命じる措置命令を出しました。

措置命令を受けたのは、札幌市中央区にある太陽光発電設備の施工会社、「フロンティアジャパン」です。
消費者庁と公正取引委員会によりますと、この会社は去年5月までの1年余りにわたって自社のホームページや新聞の折り込みチラシで「アフターサポート満足度No.1」とか「見積価格満足度No.1」などと宣伝していました。
しかし、会社が外部に委託した満足度のアンケートは契約や見積もりをしていなくても回答できるものだったということで、消費者庁は客観的な調査方法とはいえないと指摘しています。
消費者庁は、これらの宣伝は景品表示法に違反する「優良誤認」や「有利誤認」の表示にあたるとして、29日、会社に対し再発防止などを命じる措置命令を出しました。
「フロンティアジャパン」は「措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努める」と話しています。