伊達市はうずらの卵の提供一時見合わせ 給食の事故を防ぐには

福岡県の小学1年の児童が給食をのどに詰まらせて死亡した事故を受けて、伊達市は小学校などの給食でうずらの卵の提供を一時的に見合わせる対応をとっています。

今月26日、福岡県みやま市の小学1年の男子児童が給食をのどに詰まらせて亡くなった事故では、うずらの卵による窒息が原因とみられています。
この事故を受けて、伊達市は市内の小・中学校と義務教育学校あわせて10校の給食でうずらの卵の提供を一時的に見合わせ、28日のメニューの「ちゃんぽん」では使用をとりやめました。
そして、29日、伊達小学校の1年生のクラスでは給食の前に担任の先生が児童に対し、「よくかんで、姿勢よく食べることも忘れずにきょうも安全に楽しく食べましょう」などと声をかけていました。
小学校では今回の事故を踏まえて教員に対し、安全な食べ方の指導を徹底するよう指示しているということです。
伊達市教育委員会の櫻井貴志教育部長は、「学校では日々、食事の前の注意などを徹底してやっていますが、このような事故があったときに再度確認することは大事なことだと思っています。今後も事故が起こらないよう安全面に配慮していきたいです」と話していました。
【小児科医に窒息事故を防ぐ方法聞く】
札幌市中央区の小児科医院「クリニック・イン・ザ・モーニング」の岡田純一院長は窒息事故を防ぐには食べ物の形や特徴に応じて対処する必要があると指摘しています。
例えばミニトマトについては形が丸く表面がツルツルしていることから子どもがかむことができないままのどに入り込んでしまう可能性があるとしています。
そこでミニトマトはくし切りにするなど、丸い形を避けて小さくするとよいということです。
またウインナーについては輪切りにするとのどに詰まらせてしまう可能性があるとして、縦長に切ったりみじん切りにしたりして子どもに食べさせるとよいということです。
岡田院長は「給食は栄養バランスを考えて作られているので、提供側は調理を工夫し、子どもたちにはたくさん食材をかむよう呼びかけてほしい。また、食べるときに、大騒ぎをして走り回るなど、誤えんにつながる危険な行動を子どもたちが取らないよう、常に大人が見守ることも心がけてほしい」と話していました。
【道教委“安全な食べ方の指導徹底を”】
道教育委員会は子どもの成長にはバランスのよい食事をとることが大切だとして、小学校や幼稚園などに対し安全な食べ方の指導を徹底するよう呼びかけています。
道教委によりますと窒息の注意が必要な食べ物として粘りが強い「もち」や形が丸く表面がツルツルした「ミニトマト」種のある「プラム」などが挙げられるということです。
その上で教職員はこうした食べ物の特徴を十分理解し、子どもたちに対し、よくかんで食べることや一気に口に入れないことなど安全な食べ方を指導するよう求めています。
道教育委員会は「窒息の原因となりやすい食べ物を食べること自体やめてしまうのではなく、子どもが安心して食事できるよう安全対策を徹底するとともに応急手当の方法なども改めて確認してほしい」としています。