登別 カルルス地区 専門学校生作成の新しい案内板 完成

登別市の専門学校の生徒が、湯治客が多く訪れる温泉で知られる「カルルス地区」の新たな案内板を完成させ、29日、お披露目されました。

登別市にある「カルルス地区」の案内板をつくったのは、日本工学院北海道専門学校でデザインを学んでいる生徒たちで、29日現地でお披露目の会が開かれました。
この学校では、カルルス温泉旅館組合と景観の再生について連携していて、生徒側が地区の入り口にある地図の看板が古いことを指摘し、みずから新たな温泉マップをつくることになりました。
完成した温泉マップは、縦70センチ、横1メートルで、現在営業している3つの温泉旅館のほか、「歩いて楽しむおさんぽスポット」として生徒たちが選んだ公園や川などの6つのポイントが紹介されています。
温泉マップをつくった篠山美夢華さん(19)は、「地域に貢献できたのはうれしい。みんなで作り上げたという達成感もあり、いい地図になったと思う」と話していました。
また、カルルス温泉旅館組合の日野拓郎組合長は、「非常にかわいらしくてすばらしいものができたと思う。地元の生徒が応援してくれているので、気持ちを新たに頑張っていきたい」と話していました。