住民と子どもたちが津波から身を守る行動学ぶ

住民と子どもたちが津波から身を守る行動学ぶ

津波で浸水が想定される区域にある函館市の小学校で、地域の住民が参加して子どもたちと一緒に津波から身を守る行動について学びました。

この授業は27日、函館市立えさん小学校が、いざというときに児童と住民が協力して避難できるよう、地域のお年寄りなどに呼びかけて行いました。
始めに子どもたちが事前に作った防災マップを使って、▼学校の周辺では津波によって5メートル以上の浸水が想定されていることや▼避難所が複数あることなどを確認し、いざというときにどこに逃げればいいのか、話し合っていました。
この後、児童と住民は、防災をテーマにしたカルタを行い、笑顔を見せながら交流を楽しんでいました。
道が公表している被害想定では、海溝型の巨大地震で津波による死者数が函館市でおよそ3万人と推計されている一方、迅速に避難すれば1割以下まで減らすことができるとされています。
6年生の男子児童は「津波は高いほど早いからすぐに逃げるようにしたい」と話し、5年生の女子児童は「すぐに避難できるよう防災グッズをひとまとめにして備えたい」と話していました。
また、60代の女性は、「何かあったら子どもたちとみんなですぐに避難します」と話していました。