今金町 商工会元会計責任者を業務上横領の疑いで刑事告発へ

道南の今金町で国の交付金などを活用した事業の資金のうち4000万円以上が使途不明となっている問題で、町は商工会の元会計責任者が一部の資金を着服したとして業務上横領の疑いで刑事告発する方針を固めました。

今金町では国の交付金や町の補助金を使って障害者支援の事業などが進められていますが、その収支報告書に不明朗な会計処理が複数、見つかり、昨年度までの3年間であわせておよそ4300万円に上る使途不明金が明らかになっています。
この問題で、調査を行っていた町は、会計業務を担っていた商工会の50代の元会計責任者が領収書を改ざんするなどして事業資金の一部を着服したとして、業務上横領の疑いで刑事告発する方針を固めました。
すでに、警察に関係資料などを提出しているということです。
今金町はNHKの取材に対し「警察の捜査に全面的に協力してまいります」と話しています。