江差町でひな人形100組あまりを飾る催し

3月3日のひな祭りを前に、道南の江差町で町なかにひな人形を飾る催しが開かれています。

「江差・北前のひな語り」というこの催しは、毎年この時期に開かれ、ことしで11回目となります。
ニシン漁で栄えたころの古い街並みを再現した「いにしえ街道」を中心に、商店や住宅の軒先など45か所に100組あまりのひな人形が飾られています。
このうち「江差町会所」と「一番蔵」には、きらびやかに着飾った内裏びなや三人官女の人形など40組以上が飾られています。
なかには8段飾りのものもあり、訪れた人たちが町なかを彩るひな人形を見て回っていました。
実行委員会の委員長を務める伊勢谷彰宏さんは「一生懸命に心を込めてひな人形を飾りました。人形を通じて町を訪れる人と交流し、歴史あるものを次の世代につなげていきたい」と話していました。
「江差・北前のひな語り」は、3月10日まで開かれています。