音更町 ダム施設で熟成のコーヒー豆 試作品の販売会

ダムの施設を活用するユニークな方法で熟成させたコーヒー豆が、23日、十勝の音更町でお披露目され、さっそく地元の人などがいれたての味と香りを試しました。

このコーヒー豆は、北海道開発局が地域の新たな特産品を作り出そうと札内川ダムの点検用通路で長期熟成させていたもので、23日、音更町内の道の駅で試作品の販売会が開かれました。
分厚いコンクリートで覆われたダム施設は年間を通じて気温が10度以下と安定し日光も入らないため、食品の貯蔵や熟成に適しているということです。
訪れた人たちはいれたてのコーヒーや豆をさっそく買い求め、味と香りを試していました。
地元の40代の男性は「すっきりした味でおいしかったです。おもしろい取り組みでいいと思います」と話していました。
販売会を企画した小川宣幸さんは「多くの人に来てもらいうれしく思います。これからも地域を盛り上げる取り組みを続けていきたいです」と話していました。
札内川ダムの施設ではほかにも日本酒やチーズなどを熟成させる実証実験が続けられています。