東川町 工業高校の生徒がドローンで屋根の雪を撮影する実験

雪下ろし中の事故防止に役立ててもらおうと、旭川市の工業高校の生徒たちがドローンを使って住宅の屋根に積もった雪の状況を撮影する実験を行いました。

実験を行ったのは、旭川工業高校の定時制におととし発足した「ドローン部」の部員10人です。
23日は、上川の東川町でカメラ機能の付いたドローンを飛ばし、100メートル上空から住宅地の様子を撮影しました。
このあと室内に移った部員たちは、撮影した映像を使って3Dの住宅地図を作り、屋根の積雪の状況などを詳しく確認していました。
今回、撮影された映像や3Dの住宅地図は東川町とも共有し、地域の人たちの安全な雪下ろし作業などに役立ててもらうということです。
部長を務める3年生の中濱聖也さんは「今後もドローンの操作技術を磨いて社会に貢献していきたい」と話していました。
指導にあたった北海道科学大学の細川和彦准教授は「高校生が新たなツールを使って研究に取り組むことはすばらしい。こうした技術は災害時だけでなく日ごろの備えにも生かすことができる」と話していました。