「花粉ゼロのくしろ」長期滞在を 釧路市職員が観光客にPR

花粉症に悩む本州の人たちにスギやヒノキの花粉が飛ばない地域の魅力を知ってもらおうと、釧路市の職員が観光客にPR活動を行いました。

この活動は、観光客などが減る冬の時期にも人を呼び込み、長期滞在してもらおうと、釧路市や地元の観光関連の会社などで作る「くしろ長期滞在ビジネス研究会」が企画しました。
22日は釧路市のホテルで、道東の観光に訪れているツアー客26人を対象に、市役所の職員が釧路地方にはスギやヒノキが自生していないため、花粉症の人も快適に過ごせることを説明しました。
参加者には「花粉ゼロのくしろ」などと書かれたチラシが配られたほか、釧路市で製造されたイワシを使った食品がプレゼントされました。
大阪から夫婦で訪れた70代の女性は「釧路は空気が違う。朝起きた時に目がかゆくない」と話していました。
釧路市市民協働推進課の島尚一郎交流推進主幹は「働く場所にとらわれないワーケーションや観光などさまざまな過ごし方を通し、花粉のない釧路で快適に滞在していただければうれしい」と話していました。