北見 暴風雪で車の立往生など想定した救助訓練

暴風雪により、車が立往生したり、雪崩に巻き込まれたりしたという想定で、車の中にいる人などを救助する訓練が北見市で行われました。

この訓練は、2013年3月の暴風雪で道東やオホーツク海側を中心に9人が死亡したことを受けて毎年実施されているもので、道警と北海道開発局からおよそ40人が参加しました。
訓練は、暴風雪でできた吹きだまりに複数の車が埋まって立往生しているという想定で行われ、開発局の職員が除雪車で警察車両が通れるようにしたあと到着した警察官がスコップで車の周りの雪を取り除き、中にいる人を助け出しました。
また、助けを求めて車の外に出て行方がわからなくなった人がいるとして、警察官が周囲の雪をかき分けて捜索し、雪の中から要救助者に見立てた人形を見つけ出していました。
このほか、雪崩に巻き込まれた車を雪の中から探す訓練も行われ、警察官たちが長さ3メートルほどの棒を雪に差し込んで埋まった車を探し当てていました。
道警北見方面本部警備課の野村憲成課長は「暴風雪の時は不要な外出を控え、万が一、立往生した場合は携帯電話で警察に通報してほしい」と話していました。