釧路市の義務教育学校で防災授業 段ボールベッドの体験も

釧路市の義務教育学校で防災について考える授業が開かれ、児童たちが避難所で使う段ボールベッドの組み立てなどを体験しました。

釧路市の北海道教育大学付属釧路義務教育学校では19日、前期課程の児童およそ300人を対象に防災について学ぶ授業が開かれました。
このうち、3年生は避難所で使う段ボールベッドの組み立てを体験し、市の職員から本体となる段ボール箱の中に板を立てて入れることで、使う人の体重に耐えられるようになるなど、説明を受けながら手際よく作業していました。
児童たちは、完成したベッドに寝転んだり7人ほどで飛び跳ねたりして、寝心地や強度を確かめていました。
参加した3年生の児童は、「家のベッドほどではないが体育館の床よりいいので寝られそう」と話していました。
このほか5年生は、目を負傷したという想定でアイマスクをつけて柔らかいマットの上を歩き、災害時に路面が液状化するなど足元が悪いなかで避難することの難しさを体験していました。
北海道教育大学附属釧路義務教育学校の遠藤誠教諭は「防災に対する日頃からの意識を高めてほしいと思い実施した。いざ災害が起きたとき自分たちにできることを行動に移してほしい」と話していました。