道の宿泊税新案を有識者会議が了承 1泊2万円未満で100円

道が導入することを検討しているいわゆる宿泊税について、1泊2万円未満の場合に100円を課税するなどとする新たな案を有識者会議に示し、会議では賛成意見が多数を占めて大筋で了承されました。

道は観光振興にあてる財源としてホテルなどの宿泊料金に課税することを検討していて、19日に開かれた有識者会議の4回目の会合で新たな案を示しました。
道が示した案では、税額は宿泊料金が2万円未満の場合に100円、2万円以上5万円未満で200円、5万円以上で500円で、税収は年間でおよそ45億円を見込んでいます。
またこれまで「観光振興税」としていた名称を「宿泊税」に変更するほか、修学旅行で宿泊する場合は課税の対象としないことが盛り込まれています。
この案について出席した委員の一部からは「税収が当初の想定より少なく十分ではない」とか「一定の宿泊料金以下は免税にすることも検討すべきだ」という反対意見が出されましたが、賛成意見が多数を占め大筋で了承されました。
道は今後、この案をもとに道議会での議論や宿泊税の導入を検討している市町村との調整を進めることにしています。