苫小牧市が2つの紙製品をふるさと納税の返礼品から除外

「紙のまち」として知られる苫小牧市はふるさと納税の返礼品としていた2つの紙製品について、市内の工場で生産されていなかったことから基準を満たしていないとして、返礼品から除外したことを明らかにしました。

苫小牧市によりますと、ふるさと納税の返礼品から除外されたのはボックスティッシュと紙おむつの2つの製品です。
ふるさと納税の返礼品は「地場産品」であることが基準の1つとなっていますが、去年10月に企業側からこの2つの製品が苫小牧市内の工場で生産されていないとの報告を受けたということです。
苫小牧市としても市内で生産されていないことを認識していなかったということで先月、返礼品から除外しました。
苫小牧市の昨年度のふるさと納税の寄付額はおよそ15億円ですが、返礼品の8割以上が紙製品となっていて、除外された2つの製品も「紙のまち」を代表する人気の返礼品だったということです。
苫小牧市の岩倉博文市長は14日の会見で「残念だが、どのような地場産品であれば全国のみなさんに関心を持ってもらえるのかみんなで考えていきたい」と話していました。