旧正月で訪日の外国人に冬道運転に注意呼びかけ

アジアから多くの観光客が訪れる旧正月の時期にあわせ、登別温泉で、冬道を運転する際の注意点をまとめたチラシを外国人に配って、交通安全を呼びかけました。

道内有数の観光地、登別温泉で行われた呼びかけには、地元の警察や登別市の職員など12人が参加しました。
参加者は、旧正月の時期にあわせて中国や韓国などから訪れた観光客に▼スピードを落として、早めにブレーキを踏むことや▼吹雪で見通しがきかない時には安全な場所に車を止めて待機することなど、英語や中国語、それにハングルで冬道を運転する際の注意点をまとめたチラシを手渡しました。
また警察官がスピーカーを使って中国語で「車を運転するときは路面が凍っているので注意してください」などと呼びかけていました。
警察によりますと、道内では去年1年間に外国人のレンタカーによる人身事故が、前の年の2倍以上となる39件起きていて、去年1月には、上川の上富良野町で外国人が運転するレンタカーとダンプカーが衝突し、2人が死亡しています。
室蘭警察署交通第一課の秋山優太課長は、「外国人観光客数の増加にともなって、レンタカーによる事故も増えています。交通事故に注意して楽しい旅行にしてほしいです」と話していました。