網走 ”自然に親しんで” 子どもたちが「イグルー」作り

子どもたちに自然に親しんでもらおうと、雪のブロックを積み上げた家「イグルー」をつくるイベントが網走市で開かれました。

このイベントは網走市のNPO法人が11日までの2日間開催し、4歳から中学生までの16人が参加しました。
「イグルー」は、カナダ北部などで暮らす先住民のイヌイットが、寒さをしのぐために使う雪の家です。
はじめに子どもたちはコンテナに雪を敷き詰め踏み固めて雪のブロックを作りました。
続いて大人たちと一緒にブロックを積み上げたあと、のこぎりを利用してドーム型に仕上げていきました。
完成したイグルーは大小あわせて2つで、大きい方は直径が3メートル、高さは1.8メートルあります。
今月23日にはこの場所でキャンプが行われ、子どもたちが実際にイグルーでの宿泊を体験するということです。
オホーツク海側の清里町から参加した小学4年生の男の子は「雪を足で踏んでブロックを作るのが難しかったです。イグルーに泊まる日が楽しみです」と話していました。
主催したNPO法人「じっとく」の神田山陽さんは、「子どもたちには、北海道の冬にも外での遊びを楽しむとともに、雪を利用して寒さをしのげることも学んでほしいです」と話していました。