紋別流氷まつり 巨大氷像を展示

流氷が接岸して本格的な冬の観光シーズンを迎えている紋別市で、巨大な氷の像などを展示する「もんべつ流氷まつり」が10日から始まりました。

「もんべつ流氷まつり」は紋別市で毎年、流氷が接岸するこの時期に行われるイベントで、呼び物の巨大な氷の像などを見ようと例年、多くの人が訪れます。61回目の開催となることしのメインの巨大氷像は、オリンピックとパラリンピックの開幕を控えたフランス・パリにある「ノートルダム大聖堂」をモデルにしていて、高さ14メートル、幅11メートルの像には大聖堂の細かな装飾まで再現されています。
会場にはこのほかフランスの観光名所などをモデルにした10基の氷の像とともに、氷と雪で作られた滑り台や靴のまま入ることができるアイスリンクなども設置され、子どもたちが冬ならではの遊びを楽しんでいました。
興部町から家族で訪れた5歳の男の子は「滑り台を速いスピードで滑ることができて楽しかったです」と話していました。室蘭市から訪れた40代の男性は「初めて来ましたが、メインの氷像の彫刻がすばらしく、びっくりしました。これからガリンコ号に乗るので流氷も楽しみです」と話していました。
「もんべつ流氷まつり」は12日まで開催され、およそ6万人の来場者が見込まれているということです。