森町 幼児死亡ゴーカート事故 安全管理怠った疑いで書類送検

おととし9月、森町で行われたモータースポーツの体験イベントの最中、ゴーカートが人垣に突っ込んで2歳の男の子が死亡し2人がけがをした事故で、警察は、コースの安全管理を怠ったとして主催者側の担当者ら2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、いずれも40代の▼体験イベントを主催した自動車販売会社の社員と、▼コースの設計などを請け負った別の会社の役員の、あわせて2人です。
おととし9月、森町で子どもを対象にして行われたモータースポーツの体験イベントの最中にゴーカートがコースの周りにできていた人垣に突っ込み、2歳だった男の子が死亡したほか、当時4歳の男の子2人もけがをしました。
その後の警察の捜査で、イベントを主催した会社の社員ら担当者2人はゴーカートが速度を落とさずにコース外に飛び出すことが予想されたのに柵で覆うなどの安全対策を怠っていたことがわかったということで、警察は9日、2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
2人の認否は明らかにしていません。
消費者庁などはこの事故をきっかけに、乗り物体験などイベントで遊ぶ際は観覧エリアが安全に分離されているかなどを確認するといった対策の注意点を公表しています。