留萌市の幼稚園で大津波警報を想定した避難訓練 

厳しい寒さのなかで地震による大津波警報が発表された時にどのように避難するのか学んでもらおうと留萌市の幼稚園で避難訓練が行われました。

この訓練は留萌市の「かもめ幼稚園」で毎年寒さが厳しくなるこの時期に行われていて、8日は3歳から6歳までの園児80人が参加しました。
訓練は留萌沖を震源としたマグニチュード7の地震が発生し大津波警報が出たという想定で行われ、園児たちは放送で地震の発生を伝えられるとすぐに机の下に身を隠し安全を確保しました。
そして先生の指示に従って、およそ5分ほどで全員が園庭に避難し、走りにくい雪道でもすぐに避難できるよう園庭で走る練習を行いました。
またこのあとはお湯や水を注ぐと食べることができるようになる「アルファ化米」を使用した非常食の試食も行われました。
子どもたちは完成した非常食を見て「魔法みたい」と驚いたり「ママの料理と同じくらいおいしい」と笑顔で話しながらほおばっていました。
年長の女の子は「もし地震がおきたら、すぐにダンゴ虫のようになって頭を守ったあと、高いところに逃げます。帰ったらパパにも教えてあげようと思います」と話していました。
また、年長の男の子は「大きなベルが鳴ってびっくりしました。冬に地震がおきたら急いでジャンバーを着て靴を履いて逃げます」と話していました。