釧路 アイスホッケーのプロチーム立ち上げで一致

釧路市を拠点とするアイスホッケーのチーム「北海道ワイルズ」が、チームの存続を図るため拠点を東京に移す方針を示す中、地元のアイスホッケー連盟と市が意見交換会を開き、新たなプロチームを立ち上げることが必要だという認識で一致しました。

釧路市を拠点とするアイスホッケーのチーム「北海道ワイルズ」は、先月、チームの存続を図るため拠点を東京に移したうえで、大都市圏を中心に交流試合など独自の活動を行う方針を明らかにしました。
ワイルズの移転によって、アイスホッケーの長い歴史がある釧路市からプロのチームが事実上なくなることになる中、釧路アイスホッケー連盟と釧路市は7日夜、市内の小学生や高校生にアイスホッケーの指導を行っている元選手などとの意見交換会を開きました。
会合は非公開で行われ、出席した釧路アイスホッケー連盟の谷川富成会長によりますと、地域に深く根ざしたプロチームを立ち上げることが必要だという認識で一致したということです。
谷川会長は会合のあと「アイスホッケーを釧路の公共財産としてどのように躍進していくかが大きな課題だ。アイスホッケーを皮切りに冬のスポーツ全般を見直し、まちづくりを推進するきっかけにしたい」と話していました。
釧路アイスホッケー連盟は新たなプロチームをできるだけ早く立ち上げたいとしていますが、具体的な運営方法は今後検討していくとしています。