オホーツク海に面したサロマ湖でカキの水揚げが盛ん

オホーツク海に面したサロマ湖で、カキの水揚げが盛んに行われています。

オホーツク海側の湧別町、佐呂間町、北見市常呂町にまたがるサロマ湖は、道内有数のカキの産地で、このうち湧別町では年間およそ600トンの生ガキを全国に出荷しています。
毎年この時期のサロマ湖は厚い氷で覆われ、スノーモービルで漁場まで移動して氷に穴を開けて水揚げする「氷下漁」が行われますが、ことしは
水深が浅い一部の場所しか凍っておらず、氷下漁ができない状況です。
このため7日は漁業者の菊地吾規嗣さんが、事前に船などで岸の近くまで運んでいたおよそ300キロのカキをフォークリフトを使って水揚げしました。
水揚げされたカキは加工場に運ばれ、専用の機械で汚れを落として殺菌したあと、菊地さんが一つ一つ手作業でむき身を取り出して大きさごとに仕分けていました。
菊地さんは「この時期に氷下漁ができないことはめったにありませんが、カキ自体は大きく甘くて最高の出来栄えです。ぜひ湧別に食べに来てもらいたいです」と話していました。
サロマ湖のカキ漁は来月上旬まで行われます。