札幌 使用期限切れの新型コロナワクチンを17人に誤接種

札幌市内の医療機関が使用期限の切れた新型コロナウイルスのワクチンを誤って17人に接種していたことがわかりました。これまでに健康被害の報告はないということです。

札幌市によりますと市内の医療機関は先月11日と18日、そして今月1日に40代から90代の男女あわせて17人に対し、使用期限の切れた新型コロナのワクチンを誤って接種しました。
使用期限は17日から38日過ぎていて、医療機関がワクチンの在庫を確認した際に気付き、5日、市に報告があったということです。
医療機関は接種した全員に謝罪し、健康状態の確認を行っていて、これまでに健康被害の報告はないということです。
ワクチンの廃棄や期限の確認が不十分だったことが原因とみられ、札幌市は医療機関に指導を行ったほか、ワクチン接種を行う市内のすべての医療機関に対し使用期限の確認などを徹底するよう呼びかけています。