音更町で子どもと学生が一緒に楽器作る授業

森林や林業の大切さを学ぶ「木育」に携わる人を増やそうと保育士などを目指す学生が子どもたちと一緒に木製の楽器をつくり、演奏する授業が十勝の音更町で行われました。

この授業は道が行っているもので、音更町の認定こども園で開かれた5日は、保育士や幼稚園の教諭を目指す学生9人と園の子どもたち30人が参加しました。
学生と子どもたちは「シェーカー」という振って音を出す楽器を作っていき、ハルニレやタモといった十勝産の木材で作られた筒に3種類の豆を入れてお気に入りの音色を作ったあと、表面が滑らかになるようにヤスリで整えていました。
その後、完成した楽器を使って演奏会が行われ、子どもたちは曲に合わせて振り方を変えて楽しんでいました。
参加した5歳の女の子は「作った楽器は焼き芋のようないいにおいがして木っていいなと思った。演奏も楽しかったし、いい音だった」と話していました。
帯広大谷短期大学の学生は「子どもたちが上手に作っていたらほめるように意識して教えました。きょうの経験を今後、木育の授業など幅広く生かしていきたい」と話していました。