道内一のニラ産地 知内町で「一番ニラ」の収穫最盛期

道内一のニラの産地、道南の知内町で、冬の寒さに耐え糖度が増す「一番ニラ」の収穫がいま、最盛期を迎えています。

知内町は道内一のニラの産地で、ニラは刈り取ったあとの株から新芽が出て年に数回収穫できますが、その年に初めて収穫される「一番ニラ」は冬の寒さに耐えて糖度が増し、最もおいしいとされています。
町内の農家・坂本拓也さんの農業用ハウスでも先月から「一番ニラ」の収穫が始まり、5日もニラの葉に張りがある早朝から鎌を手に1株ずつ丁寧に刈り取っていました。
「JA新はこだて」の知内営農センターによりますと、去年、知内町のニラの販売額は16億円あまりで、猛暑の影響などで全国的に品薄だったことから販売額は過去最高だったということです。
坂本さんは、「葉の幅もありとてもやわらかく肉厚でおいしいニラが出来ました。一番ニラは甘いのが特徴で、全国一おいしいニラなのでぜひ食べてほしいです」と話していました。
「一番ニラ」の収穫は5月まで行われ、道内のほか、全国各地へ出荷されるということです。