台湾の観光客が空から流氷観光 さらなる誘致へツアー

台湾の観光客を誘致しようと、冬ならではの体験を楽しんでもらうツアーが網走市で行われ、3日は、参加者が空から見える流氷を楽しみました。

網走市には、流氷シーズンに多くの台湾からの観光客が訪れていて、さらなる誘致につなげようと、飛行機や船から流氷を眺めたり、スノーシューで凍った滝を巡ったりするツアーを、網走市観光協会が企画しました。
2日から始まったツアーには、台湾からの観光客およそ20人が参加していて、3日は空からの流氷を楽しんでもらおうと、参加者は女満別空港で小型の飛行機に乗り込み、網走沖に向かいました。
一面に流氷が広がる網走沖に到着すると、参加者たちはカメラで写真を撮りながら興味深そうに流氷を眺めていました。
また機内では、台湾出身の自然ガイドが、流氷目当ての観光客が国内外から訪れていることや、地球温暖化などの影響で面積が減少していることなどを現地の言葉で紹介していました。
家族でツアーに参加した女性は、「空から流氷を見るのはとても新鮮で息をのむような光景でした。友人にも紹介したいです」と話していました。
網走市観光協会の伊藤元博さんは、「台湾の人たちに、流氷を楽しんでもらうとともに網走のような素敵な場所があることを知ってほしい」と話していました。