ヤングケアラーとの接し方は 条例目指す苫小牧市で研修会

家族の介護や世話などをしている子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」を支援するための条例の制定を目指している苫小牧市で、子どもたちとの接し方などについて考える研修会が開かれました。

苫小牧市が2日開いた研修会には、市の福祉部の担当者や民生委員など、およそ40人が参加しました。
はじめに、「北海道ヤングケアラー相談サポートセンター」の加藤高一郎センター長が講演を行い、自分がヤングケアラーであることを知られたくない子どもが多いほか、みずからがヤングケアラーであることを認識していない場合もあり、当事者に気付くことが難しいことを指摘しました。また、ヤングケアラーに対し、大人はすぐに支援策を提示しようとするが、まずは子どもたちの話を親身になって聞くことが重要だなどと、接するうえでの注意点を説明しました。
このあと、参加者たちは6つの班にわかれて意見交換を行い、子どもたちを支援するうえでの課題や自分たちにできることなどを話し合いました。
苫小牧市は2月の市議会で、道内で初めてとなるヤングケアラーに特化した支援条例の制定を目指しています。苫小牧市こども相談課の齋藤健巳課長は、「多くの機関で連携して支援を行う体制の整備や、ヤングケアラーどうしで集まれる場所の促進に取り組んでいきたい」と話していました。