函館港 今年度クルーズ船過去最多 来年度も増加見込み

今年度、函館港に寄港したクルーズ船の数は過去最多となり、函館市は来年度、さらに増加すると見込んでいます。

道内では新型コロナの感染拡大で停止していた国際クルーズ船の受け入れが去年3月下旬からおよそ3年4か月ぶりに再開され、今年度、函館港に寄港したクルーズ船は過去最多だった2019年度に並んで47回となりました。
内訳を見ますと、2019年度と比べて、日本の船の寄港は減少したものの、外国籍の船の寄港は7回増加し、41回でした。
また、港町ふ頭では日本に発着する客船としては最大級の「MSCベリッシマ」が13回寄港したことなどから、クルーズ船を利用した観光客数は過去最多になる見込みです。
一方、函館市は来年度について船会社や旅行代理店などの情報から今年度の寄港数を超えると見込んでいるということです。
函館市港湾空港部は「今後は受け入れ体制の充実のほか、定番の観光ツアーだけでなくクルーズ客誘致につながる新たなツアーを作るなどして、函館に寄港する魅力を高めていきたい」と話しています。