湧別町商工会が鬼にふんして保育所などを訪問

2月3日の節分を前に、オホーツク海側の湧別町では、地元の商工会の人たちが鬼にふんして、町内の保育所やこども園を訪れました。

湧別町では子どもたちに豆まきを楽しんでもらおうと、30年ほど前から、商工会青年部のメンバーが鬼にふんして地元の保育所やこども園を訪れ、節分を盛り上げています。
ことしも6人が赤や青、それに緑など色とりどりのドーランで鬼のメイクをして、町内に3つあるこども園や保育所を訪問しました。
このうち芭露保育所では、鬼たちが入ってくると、豆まきの練習をしていた20人あまりの園児たちは鬼の姿を見て驚き、なかには泣き出す子もいました。
それでも子どもたちが「鬼は外」と声を出しながら元気いっぱいに豆を投げつけると、鬼は降参していました。
その後、鬼たちは「先生やお父さん、お母さんの言うことをしっかり聞いて、いい子にして下さい」と子どもたちに伝えながらお菓子を配って、仲直りしていました。
湧別町商工会青年部の竹林直人部長は「訪問したときは、泣き出してしまう子どももいたが、みんな元気で健やかに、いい子に育ってもらいたい」と話していました。