大沼国定公園 2月10日から冬イベント 氷の切り出し始まる

七飯町の大沼国定公園で2月10日から始まる冬のイベントに向けて氷の切り出し作業が盛んに行われています。

大沼国定公園では毎年2月に「大沼函館雪と氷の祭典」が行われ、氷の滑り台などの遊具が呼び物となり多くの観光客が訪れます。
イベントで使われる氷の切り出しは、大沼の水面が凍って厚くなった1月28日から行われていて、7人ほどの作業員が厚さおよそ30センチに凍った水面をチェンソーで60センチ四方に切り取っていました。
そして、これまで手作業で行ってきた氷の陸揚げは、作業員の1人が考案した手作りの機械が初めて使われ、モーターにくくりつけたワイヤーで、次々と氷が引き上げられていました。
氷の切り出し作業を行った70代の男性は、「こうやってみんなが苦労して作業していますが、楽しみにしている子どもたちもたくさんいると思いますので、1枚1枚みんなで協力して切り上げていきたいです」と話していました。
「大沼函館雪と氷の祭典」は2月10日から3日間行われます。