道南の有効求人倍率 5か月連続で前年同月下回る

去年12月の道南の有効求人倍率は0.85倍と、前の年の同じ月を5か月連続で下回り、企業からの求人は物価上昇の影響などもあり控える動きが続いています。

函館公共職業安定所によりますと、12月に道南で仕事を求めた人の数は1415人で、前の年の同じ月と比べて11.8%減少しました。
また、企業からの求人は物価上昇の影響などもあり控える動きが続いていて前の年の同じ月と比べて6.9%減少していて、産業別では「宿泊業、飲食サービス業」が47.7%、「製造業」が24.1%それぞれ減少しました。
この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は0.85倍となり前の年の同じ月を0.06ポイント下回りました。
道南の有効求人倍率が前の年の同じ月を下回るのは5か月連続です。
函館公共職業安定所は、「飲食関連を中心に、求人数を絞り込んでいる傾向があり持ち直しの動きにやや弱さが見られる」としています。