西武百貨店札幌店など跡地 高さ約165メートルのビル建設へ

JR札幌駅前にあった「西武百貨店札幌店」などの跡地について、地権者らで作る再開発組合は2028年の完成を目指して高さおよそ165メートルのビルを建設する計画を発表しました。

札幌市中央区北4条西3丁目の「西武百貨店札幌店」などの跡地について、家電量販店大手のヨドバシホールディングスなど地権者らで作る再開発組合は29日、ビルの事業計画を発表しました。
それによりますと、南北2つの棟を建設し、▽南側の棟は地上32階、地下5階、高さおよそ165メートルで、商業施設やオフィスなどが入る予定です。
また、▽北側の棟は地上10階、地下7階、高さおよそ60メートルで、商業施設などが入る予定です。
南北2つの棟の地下には駐車場が設けられ、市営地下鉄のさっぽろ駅と直結するということです。
ビルはことし8月に着工し、2028年7月の完成を目指すとしています。
この地区の再開発を巡っては、当初は上層階に高級ホテルを誘致することが計画されていましたが、人手不足や建築資材の高騰など建設コストが上昇する中で内容が見直され、高級ホテルの誘致を取りやめて南側の棟を地上35階から地上32階に、高さをおよそ220メートルからおよそ165メートルへと規模を縮小しました。