函館 マッチングアプリでもうけ話 約3700万円被害

函館市の60代の男性がマッチングアプリで知り合った人物から商品を購入して転売を繰り返せば大きな利益が得られるなどともうけ話を持ちかけられ、およそ3700万円をだまし取られたことが分かりました。
警察は、マッチングアプリを悪用した手口が横行しているとして注意を呼びかけています。

警察によりますと、函館市の60代の男性は先月下旬、マッチングアプリで知り合った帰国子女を名乗る人物から、「商品を購入して転売を繰り返せば大きな利益を得られる」などともうけ話を持ちかけられました。
話を信じた男性は、紹介されたフリーマーケットのアプリを通じて商品代や手数料の名目であわせておよそ3700万円を振り込み、だまし取られたということです。
男性は、多額の送金を不審に思った銀行から指摘を受けて警察に相談し、被害に気づいたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、マッチングアプリを悪用した手口が横行しているとして、もうけ話などを持ちかけられても安易に応じないよう注意を呼びかけています。