函館 半導体産業を担う人材育成へ 北大教授による出前講座

先端半導体の国産化を目指すRapidusの工場建設が進むなか、半導体産業を担う人材を育成しようと、函館市で大学教授による出前講座が行われました。

「Rapidus」は生成AIなどの最新技術に使用される先端半導体の国産化を目指して設立され、千歳市で工場の建設が進められています。これを受けて道は、半導体産業を担う人材を育成しようと出前講座を行っていて、今月26日には、半導体に詳しい北海道大学の※か西誠也教授が函館市にある高等技術専門学院の生徒およそ60人に講義を行いました。この中で※か西教授は、「ウエハー」と呼ばれる半導体の材料となる板の実物を生徒に見せながら、同じ面積の「ウエハー」に2年でおよそ倍の電子部品を搭載出来るようになるほど技術が急速に進歩していることや、不安定な国際情勢の中、輸入に頼らずに国内で製造することの重要性を説明しました。
参加した生徒は「北海道で製造しようとしている半導体は非常に高度な技術が使われているということにとても驚きました。将来半導体に関わる仕事につけたらと思います」と話していました。
※か西誠也教授は「先端半導体を作るためには、非常に多く人の応援が必要です。半導体が身の回りに多くあるということを知り、半導体について、興味を持ってもらいたいです」と話していました。
※「葛」下の部分が「人」ではなく「ヒ」