道内の投資詐欺被害 去年7億円超 過去5年で最多

道内ではSNSを介した投資名目などの詐欺の被害額が去年7億円を超え、統計の残る令和元年以降でもっとも多くなったことがわかりました。架空請求詐欺などが減る一方で、新たな手口として広まりつつあるとして警察が注意を呼びかけています。

道警のまとめによりますと、SNSで知り合った人から暗号資産やFXへの投資を持ちかけられ、金をだまし取られる投資詐欺などの被害額は去年、およそ7億2800万円に上り、統計が残る過去5年で最も多くなりました。
30代から60代と比較的若い年代で被害が多いほか、1人あたりの被害が高額なのが特徴だということです。
一方、電話などを介して金をだまし取る架空請求詐欺やオレオレ詐欺などの被害額は合わせておよそ5億7000万円で、おととしのおよそ12億3900万円と比べて54%ほど減少し、5年ぶりに減少に転じました。
警察は、従来の手口による被害が減る一方でSNSを介した投資などの新たな詐欺手口が広まりつつあるとして、注意を呼びかけています。