Rapidus進出 半導体関連企業と道内企業が交流深める

先端半導体の国産化を目指すRapidusの千歳市への進出を受け、半導体関連企業と道内の企業との間で交流を深めてもらおうという催しが開かれました。

この催しは29日、道が開いたもので、札幌市内の会場には道内企業の関係者など100人余りが集まりました。
はじめにRapidusの清水敦男専務が講演し、来年4月の試作ライン稼働に向けて、千歳市内で工場の建設工事が順調に進んでいると説明しました。
その上で「事業が順調に進めば、北海道、千歳の名が世界に知れ渡る。Rapidusをどう使って北海道を発展させていくか、道内の皆さんと一緒に考えていきたい」と述べました。
このあと、半導体製造装置メーカーの担当者らが登壇し、道内の企業と連携を目指す事業分野などについてそれぞれ説明しました。
出席した人たちはRapidusやメーカーの担当者と名刺交換をしたり、具体的な連携の可能性について商談を進めたりしていました。
参加した人材派遣会社の担当者は「会社の決裁権を持つ方と直接、話すことができる貴重な機会でした。私たちの会社ではエンジニアの派遣もしているので、Rapidusの進出に何らかの形で関わって機運を盛り上げる手伝いができればいい」と話していました。