知床・ウトロの海岸に今冬初の流氷接岸 去年より4日早い観測

世界自然遺産の知床で独自に流氷の観測を行っている斜里町の「知床自然センター」は29日、ウトロの海岸でこの冬初めて、「流氷が接岸しているのを確認した」と発表しました。知床の流氷の初接岸は去年より4日早い観測です。

斜里町の「知床自然センター」では10年前から独自に流氷の観測を行っています。
センターによりますと、28日は遠くの海上で帯状に見える程度だった流氷が、29日午前6時40分、ウトロ港の海岸に接岸しているのが確認できたということです。
NHKがウトロ港に設置しているカメラの映像でも岸壁に流氷が押し寄せ、一面、真っ白になっている様子が確認できました。
知床の流氷の初接岸は去年より4日早い観測です。
オホーツク地方では▼今月22日に網走市で、▼26日には独自に観測を行っている紋別市で、それぞれ流氷の接岸が確認されていて、本格的な流氷観光シーズンを迎えています。