鳥インフルエンザ 春ごろにかけて感染のピーク 対策の徹底を

鳥インフルエンザについて昨シーズンはニワトリへの感染が相次ぎ卵の不足や価格の上昇などの影響が出ました。このあと春ごろにかけて感染のピークを迎えることから道は養鶏場の消毒などの対策を徹底するよう呼びかけています。

道内の養鶏場では去年春にかけて鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、千歳市では道内で飼育されている採卵用のニワトリの2割以上にあたるあわせて120万羽あまりが処分され、卵の不足や価格の上昇などの影響が出ました。
道によりますと去年秋以降の新しいシーズンになって養鶏場での感染は確認されていませんが、野鳥から致死率が高い「高病原性」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたケースは26日までに42件あり、例年よりも多いペースだということです。
鳥インフルエンザはこのあと春ごろにかけて感染のピークを迎えることから、道畜産振興課は養鶏農家などに対し、野鳥が近づくことができないよう防鳥ネットを整備することや、養鶏場や施設に出入りする人の消毒をこまめに実施することなど、ウイルスの侵入を防ぐための対策を徹底するよう呼びかけています。