風蓮湖 オオワシやオジロワシの観察会

国の天然記念物のオオワシやオジロワシの越冬地として知られる根室市の湖で、観察会が開かれました。

根室市などに広がる風蓮湖には、水面が凍るこの時期、越冬のために飛来してくる天然記念物のオオワシやオジロワシを見ることができます。
27日、湖のほとりで開かれた観察会には道内外から20人あまりが参加しました。
参加者たちは、日本野鳥の会の職員からくちばしの大きさや尾羽の形でワシの種類を見分ける方法を学んだあと、さっそく双眼鏡や望遠鏡で観察を始めていました。
オオワシやオジロワシが餌の魚を求めて真っ白な湖の上に集まってきて、参加者たちは冬の大自然を満喫していました。
別海町から参加した小学6年生の児童は、「距離が離れてても迫力があっていい体験になった。オオワシとオジロワシを肉眼で素早く見分けられるようにしたい」と話していました。
主催した根室市観光協会の熊谷貴史さんは、「冬の根室は晴れの日が多く、猛きん類などの野鳥を見やすい環境になる。バードウォッチングを楽しんでほしい」と話していました。