江差町で「寒のり」漁

江差町で寒さが厳しい時期にだけ採れる「寒のり」と呼ばれる岩のりの漁が始まりました。

江差町では、寒さが厳しい今の時期に採る岩のりを「寒のり」としてブランド化を図っていて、今月21日から今シーズンの漁が始まりました。
漁業者たちは朝早くから町のシンボルにもなっている「かもめ島」の岩場に向かい、専用の漁具を使って黒々とした「岩のり」をはがしてかごに入れていきました。
21日、15人で作業を行い、それぞれおよそ5キロの岩のりを集めたということです。
「寒のり」は冬の冷たい海水にさらされて風味が増すのが特徴で、今シーズンも質のよいのりが育っているということです。
漁業者の辻裕樹さんは、「ことしは去年に比べて良く生えていて、品質もある程度良好かなと思いますたくさん皆さんに食べてもらいたいです」と話していました。
「寒のり」漁は今月いっぱい行われ、主に函館など道南向けに出荷されるということです。