海外規格の違法な無線機使用 取り締まりを強化 道総合通信局

スキーを目的とした外国人観光客が、ニセコエリアで海外規格の違法な無線機を使用するケースが増加する中、北海道総合通信局は、取り締まりを強化しています。

無線機は国ごとや用途によって使用できる周波数が決められていて、違法な無線を使用した場合は、テレビやラジオの放送電波に影響を与えるおそれがあります。
北海道総合通信局によりますと、道内における海外規格の無線機の使用者に対する指導件数は、▼昨年度は39件、▼今年度は先月末までに46件だったということです。
このため、北海道総合通信局は取り締まりを強化していて、今月からスキー場周辺を運行しているバスに使用禁止のステッカーをはったり、スキー場内の有線放送で呼びかけたりして、使用しないよう呼びかけています。
また、監視用の車両で違法な無線をキャッチする取り組みも行っています。
悪質な場合は、使用者に1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課されるということです。
北海道総合通信局の廣重憲嗣局長は「電波のルールを守った上で、ニセコエリアでのレジャーを楽しんでもらいたい」と話していました。