自転車で移動しながら観光を 根室でエコ旅行セミナー

自転車などで移動しながら自然や景色を楽しむ体験型の観光を根室地方に根づかせようと、有識者が意見を交わすセミナーが開かれました。

24日、根室市で開かれたこのセミナーは、自転車や鉄道など環境に配慮した移動手段による体験型の観光を推進する協議会が開き、オンラインの参加者も含めおよそ70人が参加しました。
この中で、人口減少が想定される根室地域で鉄道や道路などのインフラを維持するためには、雄大な自然の中でのアクティビティーを組み合わせて海外からの観光客を呼び込むことが重要だと報告されました。
そして、ツアーガイドなどの有識者がディスカッションを行い、本土最東端の納沙布岬にたどりつく達成感をアピールすることや、公共交通機関や宿泊施設に自転車を気軽に持ち込めるよう受け入れ体制を整備することが必要だといった意見が出されました。
知床でサイクリングガイドを務める西原重雄さんは「魅力的なエリアなので、情報発信をしていけば観光客が来ることも見込めると思う。知床でのノウハウを生かしてアドバイスをしていきたい」と話していました。