旭川医科大学DMATが能登半島地震の被災地支援活動を報告

能登半島地震の被災地に旭川市から派遣された災害派遣医療チーム「DMAT」のメンバーが旭川医科大学病院で現地での活動を報告しました。

旭川医科大学病院では1月7日から災害派遣医療チーム「DMAT」の1次部隊として岡田基救命救急センター長など5人を能登半島地震の被災地に派遣しました。
5人は石川県輪島市で福祉施設の医療ニーズを把握したり感染者を収容する避難所などで活動したりしたということで、23日は病院関係者に向けた報告会が開かれました。
岡田救命救急センター長は、▼断水した地域の避難所での感染症予防対策や▼地元の医師と連携した救護所での継続支援、▼エコノミークラス症候群を予防する体制づくりなどが現地の課題として重要だと話しました。
そして「多くの高齢者が福祉施設に避難していて、避難生活が長引いており2次避難などでの環境変化でもかなりストレスがかかっている状態です。災害関連死の方が多いという印象なので早急に対策を考える必要がある」と話していました。
旭川医科大学病院は1月17日には「DMAT」の2次部隊5人を石川県珠洲市に派遣したということで今後も引き続き支援を継続していきたいということです。