札幌市が「スタートアップ企業」の支援で渋谷区と協定締結へ

札幌市は「スタートアップ企業」の支援に力を入れる東京・渋谷区と協定を結び、観光資源などの地域の特徴を生かした実証実験を後押しすることで革新的なビジネスの創出に向けた取り組みを強化することになりました。

東京・渋谷区は新たな技術開発などで革新的なビジネスを生み出す「スタートアップ企業」の支援に力を入れていて、起業家などの有望な人材や投資を呼び込む拠点となることを目指しています。
こうした中、札幌市は渋谷区と連携協定を結び、豊富な観光資源や農業などの1次産業、冬の積雪といった地域の特徴を生かした実証実験を後押しすることになりました。
さらに、企業の事業エリアの拡大や人材マッチングなどを進めることで、新たな技術開発を促進し革新的なビジネスの創出に向けた取り組みを強化することにしています。
協定の締結式は秋元市長と渋谷区の長谷部区長が出席し、今月31日に札幌市内で行われる予定で、今後は女性の起業を支援するイベントや、投資家を集めて札幌の企業を売り込む催しを共同で実施するということです。