網走で流氷接岸初日 平年より13日早い観測

網走地方気象台は、気象台から流氷が接岸しているのを確認し、通常の船が航行できなくなったとして、22日、網走市の「流氷接岸初日」を発表しました。

網走地方気象台は22日午前9時45分、網走市の海岸に流氷が接岸しているのを気象台から確認し、通常の船が航行できなくなったとして、「流氷接岸初日」を発表しました。
網走市の「流氷接岸初日」は平年よりも13日、去年よりも19日それぞれ早い観測です。
網走市海岸町からは、海が沖まで流氷に覆われて一面、真っ白になっている様子が確認できました。
また、市内を流れる網走川には、海から流氷が流れ込み、流氷が川の上流の方に上っていく様子も見られました。
遊覧を終えた流氷観光船「おーろら」は、氷をかき分けながら網走川にある発着ターミナルに帰ってきましたが、川一面に流氷があるため、接岸するのにふだんよりも時間がかかっていました。
東京から観光で訪れた30代の夫婦は、「初めて流氷を見ます。これから流氷観光船に乗るのできれいな流氷を見るのが楽しみです」と話していました。
オホーツク流氷館の田口桂社長は「流氷が想定より早く接岸しました。これから流氷観光が楽しめるので、ぜひ網走に来てください」と話していました。
独自に流氷を観測している紋別市や斜里町の知床自然センターでは、いずれも21日までに陸上から目視で沖合に流氷を確認していて、オホーツク海側の各地で流氷観光シーズンが始まっています。