函館市の観光客コロナ前の90%以上に回復 今年度上半期

今年度上半期に函館市を訪れた観光客の数は新型コロナ感染拡大前の90%以上にまで回復し、ほぼコロナ前の水準に戻りつつあります。

函館市によりますと、去年4月から9月までに市内を訪れた観光客の数は313万9000人で、前の年の同じ時期と比べて52万8000人、率にしておよそ20.2%増えました。
これは、新型コロナの感染拡大前、2019年度の同じ時期の91.3%にあたり、ほぼコロナ前の水準に戻りつつあります。
増加の大きな要因は新型コロナの5類移行に伴い行動制限が求められなくなったためで、道外から訪れた人は62.2%、道内から訪れた人は37.8%となっています。
また、函館市内に宿泊した外国人観光客は、14万8000人と前の年の同じ時期のおよそ38倍となり、地域別では定期便が再開した台湾が52.8%と半数以上を占め、次いで香港が8.6%、シンガポールが7.4%となっています。
今後は定期便だけに頼らない外国人観光客の誘致や、欧米でのPRも進めていきたいとしています。