七飯町で下の句かるた大会

百人一首の下の句だけを読んで札を取り合う「下の句かるた」の大会が七飯町で開かれました。

この大会は、「七飯町地域子ども会育成連絡協議会」と、七飯町教育委員会が小学生と中学生を対象に毎年開いているものです。
コロナ禍で中止が続いていましたが、ことしは4年ぶりに開催され、今月14日、町内の3地区から13チームが参加しました。
「下の句かるた」は、3人ずつのチームが向かい合い、百人一首の和歌の下の句が書かれた札を取り合います。
取り合う札が木製であることや、和歌の上の句ではなく下の句を読み上げるルールなど北海道独自のルールを持つ競技で、おととし「北海道遺産」に選定されています。
子どもたちは、札をじっと見つめ、和歌の下の句が読み上げられると素早く手を伸ばし「はい」と声をあげながら札を取っていました。
小学校高学年の部で優勝した6年生の児童は「相手の札をたくさんとることができて楽しかったです。もっと練習して強くなってから次の大会にいきたいです」と話していました。
小学校高学年の部と、中学生の部でそれぞれ優勝、準優勝したチームは、今月、七飯町で行われる渡島地区の大会に出場が可能で、優勝したチームは来月札幌市で行われる全道大会に出場する権利を与えられます。